少人数の葬儀でのメリット
●故人との最期の時間をゆっくりと過ごすことができます。参列者が少ないので、故人との思い出を語り合ったり、感謝の気持ちを伝えたりすることができます。
●葬儀の費用を抑えることができます。通夜や告別式の会場や祭壇、飲食や返礼品などの費用が少なくなります。また、香典の辞退も可能です。
●葬儀の自由度が高まります。参列者が近しい人だけなので、故人の生前の希望や遺族の考え方に沿って、形式にとらわれない葬式を行うことができます。
少人数の葬儀での注意点
●参列者の選択が難しいことがあります。家族葬というと、家族や親族だけで行うと思われがちですが、実際には故人の親しい友人や知人も参列することが多いです。しかし、参列者を増やすと、家族葬の意味がなくなってしまいます。また、参列者を絞ると、呼ばれなかった人の気分を害する可能性もあります。
●家族葬という形式を受け入れてもらえないことがあります。家族葬は比較的新しい葬儀形式なので、一般葬とは異なる簡素な葬式を受け入れられないという人もいます。その人が家族葬を「故人に対する礼儀を欠いている」と判断すれば、トラブルに発展する可能性があります。
●香典が少ないことがあります。家族葬は小規模な葬儀なので、葬儀費用自体は抑えられますが、香典が少ないため、実質的な負担額が一般葬より多くなることもあります。