- 喪中はがきの目的とは何か
- 喪中はがきの送付タイミングはいつか
- 喪中はがきの文例について
- 喪中はがきのマナーと注意点
喪中はがきの書き方
大切な人を偲ぶ気持ちを込めて
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Point 01
基本的な書き方喪中はがきの文例や書き方を具体的に解説します -
Point 02
マナーについて喪中はがきの送付タイミングや注意すべきマナーについて詳しく説明します -
Point 03
ポイントを押さえる喪中はがきのポイントや特殊なケースに対する対応方法を紹介します
喪中はがきを出すタイミング
喪中はがきを出すタイミングは、相手が年賀状の準備を始める前までに出す必要があります。
具体的には、11月中旬から12月初旬までに投函するのが適切とされています。
これは、年賀状の受付開始が例年12月15日頃からであるため、それより早めに準備を進めることが望ましいとされています45。 ただし、12月に亡くなった場合は、相手が年賀状の送付手続きをすでに済ませている可能性が高いため、年明けの松の内(1月7日)が過ぎてから、「寒中見舞い」を送付します。
また、喪中はがきは基本的に、年賀状を例年送付している人に送ります。自分が普段年賀状をやり取りしていた方、葬儀に参列いただいた方、故人が年賀状をやり取りしていた方、その他お知らせした方が良いと思われる方などに出しましょう。
なお、喪中はがきの発送が遅れた場合や、喪中であることを知らない方から年賀状をいただいた場合も、「寒中見舞い」の形で送付します。
この際、文面で、いただいた「年賀状」について触れる場合は、「賀」は祝いの言葉に当たり、避ける必要があるため「年始状」と言い換えます。
喪中はがき
送付時の注意点
喪中はがき
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# 01
前文に当たる文は省略する
通常、手紙を書く際は頭語(「拝啓」「前略」など)やその時期の挨拶などを入れるのがマナーですが、喪中はがきでは、前文にあたる文を省略します。
省略する理由:喪中はがきが弔事にまつわる手紙やはがきであり、その性質上、簡潔な内容で済ませることが求められるからです。また、喪中はがきは悲しみに沈んでいる気持ちを表すため、余計な言葉を省くことでその悲しみをより直接的に伝えることができます。したがって、通常の手紙ではマナーとされる頭語(「拝啓」「前略」など)やその時期の挨拶などは省かれます
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# 02
句読点を入れず一字下げもしない
通常の文章を書く際は読みやすいように句読点を入れたり、文章の頭を一字下げたりしますが、喪中はがきではこれらを行わないことが多いです。
句読点を入れない理由:日本の手紙や文章にはもともと句読点を使用する文化はなく、喪中はがきをはじめとする挨拶文では句読点を使用しません。句読点をつけ始めたのは、明治時代からで、それまで毛筆で書かれていた文字が活字になり、印刷されて出回るようになりました。そうすると、毛筆での手書きに比べ、文章の区切りが分かりにくく、読みづらくなりました。そのために、明治20年以降に句読点が使われるようになったのです。
一文字下げをしない理由:日本語は縦書きで書くのが本来の姿であるため、喪中はがきも縦書きで記載し、行頭を下げずに書きます。
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# 03
私信・近状報告などは書かない
喪中はがきには、喪中であるために年始の挨拶状を送れないことをお詫びすることを記します。その他に誰が亡くなったのか、何歳で亡くなったのかなど、故人の情報を書いておく必要もあります。しかし、私信を書き込んだり、自分の近況報告を書き込んだりするのはマナーに反します。
近況報告を書かない理由:喪中の意味:喪中はがきは、近親者が亡くなり、その悲しみから新年の祝いの気持ちになれないことを伝えるものです。そのため、喪中はがきには故人についての情報と、新年の挨拶を控える旨を伝えることが主な目的となります。近況報告や私信を伝えたい場合は、喪中はがきとは別に手紙やメールなどで伝えるのが適切です。
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# 04
シンプルなデザインと薄墨色が基本
喪中はがきは一から自分で作成しても構いませんが、派手なデザインや色味は使わないように注意しましょう。また、文字を書く場合は薄墨色が基本です。
薄墨色を使う理由:「突然の訃報で墨を磨る時間がなかったため」や「悲しみの涙で墨が薄まったため」という意味が込められています。
また、喪中はがきは基本的に、年賀状を例年送付している人に送ります。
自分が普段年賀状をやり取りしていた方、葬儀に参列いただいた方、故人が年賀状をやり取りしていた方、その他お知らせした方が良いと思われる方などに出しましょう。
喪中はがきの文例
挨拶分
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喪中につき年頭のご挨拶をご遠慮させていただきます
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喪中につき年末年始のご挨拶をご遠慮申し上げます
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喪中につき新年のご挨拶を失礼させていただきます
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喪中につき、勝手ながら新年のご挨拶は差し控えさせていただきます
喪中はがきの文例
故人について
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本年◯月に母◯◯が◯◯歳にて永眠いたしました
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義父◯◯が本年◯月に◯◯歳にて天寿を全ういたしました
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◯◯月に母◯◯(享年◯◯)が永眠いたしました
喪中はがき文例
お礼の言葉
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生前に賜りましたご厚情に深謝いたします
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ここに生前のご厚情を故人になりかわり感謝申し上げます
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生前のご厚誼に心より感謝申し上げます
喪中はがき文例
結びの言葉
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皆様に良きお年が訪れますよう心よりお祈りいたします
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明年も変わらぬご厚誼のほどをお願い申し上げます
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なお時節柄一層のご自愛のほどお祈り申し上げます
喪中はがき まとめ
①適切なタイミングで送る:喪中はがきは、相手が年賀状の準備を始める前に送ることが一般的です。具体的には、11月下旬から12月上旬頃までに投函するのが望ましいです。しかし、喪中になったのが12月であったり、うっかり出し忘れてしまったりして投函が間に合わないときは、松の内(元日~1月7日)の期間が明けてから「寒中見舞い」を出しましょう。
②適切な相手に送る:喪中はがきは、普段年賀状をやり取りしている相手すべてに送ります。具体的には、親戚、友人、知人、仕事関係などが該当します。ただし、目上の人や親しい人には、直接電話や手紙で挨拶するのがより丁寧です。
③適切な内容を書く:喪中はがきには「年賀欠礼の挨拶」「誰がいつ亡くなったか」「結びの挨拶」を記載します。また、「近況報告」は記載せず、簡潔な内容で済ませることが重要です。
④適切なデザインを選ぶ:喪中はがきのデザインは、故人との思い出やご自身の気持ちに合わせ、落ち着いた雰囲気を選ぶのが一般的です。また、パソコンで作成する際は明朝体か行書体で作成し、変わったフォントの使用は控えましょう。
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後悔のないお葬式を行えるように様々なプランときめ細やかなサポートをご提供
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地域に密着した小規模な会社ならではの柔軟な対応でお見送りをサポート
私たちは川崎市を拠点に、川崎区を含む地域の皆様に対応する葬儀社です。心に残る葬儀を提供することを目指し、川崎市でのお葬式に関する多様なプランをご用意しています。ご遺族様の精神的、経済的負担を軽減するためのサポートを行い、一般的な二日葬や家族葬、さらには一日葬など、様々なニーズに応じた葬儀を提供しています。また、直葬のご相談も承り、ご予算に応じた最適なプランをご提案いたします。 私たち葬儀屋は、小規模ながらも柔軟な対応を心がけ、川崎市を中心に年中無休でお問い合わせをお待ちしております。突然のご逝去に際して、「どうしたらよいか」とお悩みの際は、どうぞお気軽にご連絡ください。お葬式のご相談は、ご遺族様が直面される後のことだけでなく、事前のご相談も歓迎しております。急ぐことなく、ご自身やご家族のための葬儀プランをじっくりと考える時間を、私たちは大切にしています。葬儀だけでなく、法事のご相談も承り、会場やお料理の手配までサポートさせていただきます。川崎市でのお葬式をお考えの際は、私たち葬儀社に安心してお任せください。
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故人様をお見送りする花屋ならではの
こだわりの生花祭壇をご用意
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この記事では、喪中はがきの書き方とマナーについて解説しています。喪中はがきは、身内の不幸などで一定期間、喜び事を控えることを知らせる大切な通知ですが、その書き方や配慮すべき点について多くの人が不安を感じています。私は、そのような疑問や悩みを解消するためにこの記事を執筆しました。
まず、喪中はがきの基本的な書き方について詳しく説明しています。適切な表現や文言、送付時期など、どのようにして周囲に喪中であることを伝えるかを具体的な例を挙げながら解説しています。これにより、読者は失礼のないよう正確に喪中を通知することができます。
次に、喪中はがきのマナーについても深く掘り下げています。送付先や宛名の書き方、はがきのデザインや使用する色彩について、敏感なテーマであるため慎重に説明しています。また、受け取り側の気持ちを考慮した配慮や、他の通知方法との違いについても触れています。
さらに、喪中はがきの社会的な意味や重要性についても触れています。喪中はがきが持つ文化的背景や、日本社会におけるその役割についての理解を深めることで、読者はより適切に行動できるようになるでしょう。
この記事を通じて、読者の皆様が喪中はがきを適切に書くための知識を身につけ、周囲との信頼関係を守ることができるようになることを願っています。喪中における配慮深い行動が、皆様の心に寄り添うことができれば幸いです。
株式会社 Laurel
代表取締役 黒澤一歩
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